日本小児アレルギー学会では、小児気管支喘息の発作の程度や喘息の重さの判定基準を設けています。お子さんの喘息がどの程度重いものか、現在受けている治療の影響を客観的にみる指標です。
2002年秋に日本小児アレルギー学会から「小児気管支喘息治療・管理ガイドライン 2002」が発表され、以下の記述は、乳幼児の小児気管支喘息の長期管理に関する薬物療法のプランを立てる際には使われていません。
このページを作成した時点での最新のガイドライン「小児気管支喘息の治療・管理ガイドライン2002」をまずご覧下さい。
- 1)小児気管支喘息の発作の程度
- 例えば、昨夜生じた発作がどの程度強いものであったかを、かかりつけの医師に伝えるのにもちいるのによいでしょう。
- 2)小児気管支喘息の重症度
- お子さんがどの程度重い喘息であるかを、発作の大きさと頻度などで判定していきます。
- 3)小児気管支喘息治療点数
- お子さんに行われている各治療が点数化されています。
- 4)治療点数および治療スコア
- 1カ月間にお子さんに対して行われた治療を合計し、3つに分類しています。
- 5)小児気管支喘息重症度の総合判定
- 治療スコアをもとにお子さんの今の重症度を考えていきます。
- 6)小児気管支喘息予後(転帰)判定基準
- 喘息の様々な経過について定義しています。
(日本小児アレルギー学会誌1996年第10巻第2号より)