第19回近畿外来小児科学研究会:開催日 2010-11-14
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演題
アデノウイルス感染症の診断に苦慮しています!-便による迅速キット検査の試み-
所属・演者
あおき小児科  青木才一志
抄録
 近年、小児科外来では、様々な感染症の診断と抗菌剤の適正使用において迅速検査キットは必要不可欠なものになっています。
 しかしながら、アデノウイルス感染症は最新の検査キットを使用しても、検査する時期やタイミング、また検体採取手技の問題などにより期待している結果が得られず、炎症反応が高値となる症例も多いことより、やむを得ず抗生剤を処方することが日常的に経験されます。
 今回、日常診療において、不必要な抗生剤を処方しないために、採取しやすい便を検体とした迅速キット検査がアデノウイルス感染症の補助的診断になり得ないかを検討してみました。若干の考察を加えて報告させて頂きます。

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