第11回日本外来小児科学会(2001年09月08日・宇部市文化会館(宇部市))

一般演題 41

医療機関におけるインターネットの利用実態

○西藤成雄(西藤こどもクリニック)


抄録

医療機関におけるインターネット(INET)の利用実態を調査する目的で、本学会リサーチネットワーク(代表:伊藤雄平先生)の協力を得て、学会員にFAXによるアンケートを行った。76.7%の医療機関においては何らかの利用がなされており、ホームページを開設する医療機関は27.5%になった。医療機関に対する他の調査と比較してINETの利用割合は高い。INETで提供される患者へ情報提供とサービスは、INET未利用医療機関においては現行の法律に則し意見の相違の少ない情報の提示の回答が目立つが、INET既利用医療機関からは家庭で学べる医学情報などの回答が多い。またINETの利用経験に関わらず不適切な情報に対する危倶する意見は多い。IT革命は、現実の世界では定義し得ない現象やサービスの出現させ、従来の組織や法律との整合性に我々はいま戸惑い悩んでいる。INETが日常化した今日、実地医療に即した利用法や新しい倫理を提唱する必要がある。
KeyWords

インターネット、医療情報、医療機関
発表スライド
  1. 医療機関におけるインターネットの利用実態
  2. 方法と対象
  3. アンケート内容
  4. アンケートの回収結果
  5. INETの利用状況と相談
  6. 電子メールの利用開始年度
  7. HPの開設時期
  8. 普及が望ましいサービス
  9. 情報とサービスを提供する問題点
  10. 考案

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