第20回近畿外来小児科学研究会:開催日 2011-11-23
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演題
小児科診療所での発達支援・療育の経験(第2報)
   〜 ソーシャルスキル・トレーニングの導入 〜
所属・演者
つくだクリニック  佃 宗紀
抄録
 当院では平成18年より発達相談を始め現在は院内で療育(個別)を行なっている。幼児期はことばの発達のゆっくりな児に言語聴覚士が個別に療育を行なっている。就学後(学童期)は同年代の友だち同士の関わりが苦手なためにトラブルが起こったり誤解されたりということが起こり、社会性の苦手さのために大きい精神的負荷を児が受けることになってくる。
 机上課題でソーシャルスキルを学んでも実際の同年代の友だち同士の関わりの場で生かされることは少なく、数人のグループでソーシャルスキルを身につけることが必要になっている。現在、社会性の苦手さをもつ小児がソーシャルスキル・トレーニングを行なうことができる機関がほとんど存在しない。当院では今回、ソーシャルスキル・トレーニングの導入に向けての準備を進めているが、その重要性、現状、課題について報告する。

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