第20回近畿外来小児科学研究会:開催日 2011-11-23
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演題
同時接種に関する文献的検討 (DTPとHibワクチンの同時接種を中心に)
演者・所属

○中村 豊1)2)、伊藤純子2)、加地はるみ、志田健二、仲村和子、古川 裕、前原幸治、宮田章子

 1) ゆたかこどもクリニック 2) 日本外来小児科学会診療ガイドライン検討会

抄録

 ヒブや小児肺炎球菌ワクチンが市販されて同時接種が広まったが、その安全性や有効性については、海外で多数例に対して実施されている等の説明がなされているのみである。我々は、急激に広まった同時接種につき、その安全性と有効性について国内外の文献を検索し、その内容について検討した。

(方法)Pub Med、医学中央雑誌、メディカルオンラインのネット検索を利用して同時接種の安全性と有効性に関する文献を検索した。さらにワクチンの組み合わせ別に文献検索を行った。今回は文献数がある程度多く、日本でも多数行われているDTPとHibの組み合わせについて検討した。(結果)DTPとHibを含む組み合わせの同時接種に関連した文献を84編収集した、そのうちDTPとHibの2者の同時接種とDTP単独接種を比較した文献は、国内で1編、海外文献は15編であった。16編の論文に記載された結果を検証して報告する。


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