冬の皮膚のかゆみ

冬になり、空気が乾燥すると、腰回りや向うずねなどがかゆくなる高齢者が増えてきます。これは、皮膚の老化によって皮脂や水分を保つ機能が低下するために皮膚が乾燥し、そこにさまざまな刺激が加わって炎症を起こすためです。保湿薬を上手に使うことが大切です。
なぜかゆくなるのですか。  
冬に皮膚がかゆくなるのは皮膚は乾燥し、外からの刺激に過敏な状態になるからです。

かゆみを止めるには。
まず、かゆくて引っ掻いたため湿疹ができている場合、湿疹を治療する必要があります。

ステロイド外用薬を使い、同時にかゆみを止める抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を服用します。さらに、炎症を起こす原因を取り除くために、皮膚の乾燥を防ぐ保湿薬を患部周辺に塗ります。

いずれにしても、皮膚が乾燥していることが原因ですので、保湿のための塗り薬によるスキンケアは非常に重要です。一番良いのは、医師に処方された薬を使うことですが、市販薬を使うとすれば、メンタームなどのスーッとするものではなくて、ザーネ軟膏などの刺激のないものを選んでください。

日常生活で注意することは。
一番のポイントは入浴の方法です。風呂の温度は熱くせず、ややぬるめにすることがよいとも言われています。また、30分以上の長湯をすると、皮膚がふやけて逆効果になることがあります。

体を洗う際には、ザラザラした垢すりのようなナイロン製のタオルでゴシゴシ洗うのはよくありません。ごく普通の固形石鹸をタオルによく泡立て、その泡でなでるようにして体を洗ってください。殺菌剤入りの石鹸やベビー石鹸は、あまりよくありません。

普通の固形石鹸でも、カサカサするようであれば、コンテススキンケアソープ、アトピコスキンケアソープ、ダーマメディコセブンソープなど、低刺激性の石鹸が市販されているので、これらを使ってみるのも一つの方法かもしれません。

ボデイソープは、一見刺激が少なそうですが、実は脂分を取る力が比較的強いため、ますます皮膚を乾燥させてしまいますので、できれば避けた方がよいかもしれません。

  最も大切なのがスキンケアです。ワセリンなどの保湿薬を痒みの強い皮膚に丹念に塗りましょう。

ゴシゴシとこすって体を洗わないこと。タオルに普通の固形石鹸をよく泡立てて、その泡でなでるようにして洗うのがコツです。


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