吸入補助具(スペーサー,リザーバー)について

※  日本小児アレルギー学会が発行する「小児気管支喘息 治療・管理 ガイドライン」では、2008年度版から、吸入補助具(スペーサー、チャンバー)は汎用性があり空気力学的ならびに臨床的検討がなされているものを用いることが望ましいとされました。
 その条件を比較的よく担保されている機種として「エアロチャンバー・プラス」「オプチヘラー」「ボアテックス」の3種類が推奨されています。
 このディレクトリ/ページで紹介している吸入補助具(スペーサー、チャンバー)で、上記3機種以外の多くは、メーカーからの提供は中止されています。掲載されていても現在入手することが出来ない機種も、ライブライリー(記録保持)のために掲載しております。閲覧される場合、その点、どうかご了承ください。
吸入ステロイドをはじめとする定量噴霧式吸入器(MDI:スプレー式の吸入器)が、お子さんでも処方されるようになってきました。しかし、MDIを小さなお子さんが直接吸いこんでもらうことは至難の業です。そこで、お子さんがMDIを使用する場合は「スペーサー」または「リザーバー」と呼ばれる吸入補助具を用いることがほとんどです。このディレクトリでは、お子さんのMDIを上手く使ってもらうための吸入補助具について説明します。

スペーサー、リザーバー一覧

国内で入手できるスペーサーを紹介します。ほとんどのものはかかりつけの医師を通じて入手するものですが、一部、直接購入できるものもあります。スペーサーを購入される場合は、かかりつけの医師と必要性や使用法をよく相談してください。
スペーサーとリザーバー(チャンバー)の違い

吸入薬剤を吸入する際の補助具が、「スペーサー」や「リザーバー(もしくは)チャンバー」と呼ばれたりすることがあります。MDIが上手く吸入できていればどちらでもよいのですが、次の様に分けている場合があります。

・スペーサー

MDIの噴霧口から口の間に間隙をもうけることで噴射速度を和らげ吸入を同期しやすくする目的で使用される吸入補助具です。

・リザーバー(チャンバー)

噴射された薬液のミスト(霧)をいったん中に貯めてから吸入する補助具のことです。ファイソンエアーボルマチックボルマチック・ソフト)、インスパイアイースなどが該当します。

【Webマスターの寸感】現在はどちらかというと「スペーサー」が主流を占めているように思います。(追記:2012.2.1) ※ フジサワ・ファイソンズが配布していたファイソンエアーのパンフレットを元に説明しています。


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