タイトル:メディカル・ネチケット

03/05:米国の中絶医殺害事件
3月5日のasahi.com:電網最前線で次のような記事が掲載されていました。
ネットが変える犯罪 米国からの報告
中絶医師の殺害事件
http://ntt.asahi.com/paper/media/misc99/misc990305.html
2月4日のこのトピックスのコーナーでも取り上げた妊娠中絶反対派のグループのホームページに掲載された中絶医の殺害事件の記事です。

医療の問題ではありませんが、すでに国内でも電子掲示板に昔交際していた女性に対して嫌がらせをしたら報酬を出すと掲載した問題がありました。こういった本人が知らぬところで中傷誹謗の対象となり、最悪の場合”殺害される”といった事件が今後起こりうるかもしれません。

誠心誠意患者さんの治療に当たられていた医師でも、治療が功を奏しない時、患者からの逆恨みも全くないわけではありません。不測に事態や現代の医療が及ばぬ事は多々あります。それらを十分に説明しても理解を示さない患者さんも残念ながらおられます。そういった患者さんが医師の知らぬところで悪意をもって個人的体験を掲載するようなインターネットの利用は、これからどうしても避けなくてはなりません。

そのうち「医者を殺すにゃ刃物は要らぬ、やぶ医者リストにポストすればよい」なんて冗談じゃない時代が来るのかもしれません。


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