第15回近畿外来小児科学研究会:開催日 2008-11-23
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演題
貝塚市における麻しん風しん混合ワクチン接種率向上への試み
演者
川崎康寛(川崎こどもクリニック)、市川正裕(市川小児科)
抄録

 平成20年度から麻しん風しん混合ワクチン第3期、第4期の接種が開始された。年度当初より集団接種を実施した自治体では高い接種率を達成しているが、個別接種のみの自治体では接種率は低迷し苦慮している。当貝塚市でも4月初めに問診票等が配布され接種勧奨されているが、6月末までの接種率は第3期27.4%、第4期31.9%と伸びなかった。このため、夏休みに未接種者対象に個別に接種勧奨ハガキを送るとともに、年度当初には計画されていなかった保健センターでの集団接種を市担当課の英断(!)で実施することになった。市担当者も何もしないよりましという程度の考えであったものの予想外の多数の問い合わせがあり、第3期約100人、第4期約40人が集団で接種された。対象者は両期とも1000余名であるため、それぞれ10%、4%程度接種率を押し上げたということになる。なぜこれだけ集団接種に来たのかについてはアンケートを集計中であり、研究会で報告したい。


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