第4回近畿外来小児科学研究会・一般演題抄録
演題
育児支援についてのアンケート調査報告
演者
幸道直樹、浅野明美、有井悦子、 大久保秀夫、清沢伸幸、野々下靖子、舘石捷二、立石恭子、清益英雄
所属
京都小児科医会子育て支援委員会
抄録
 小児科医はどのような行為を育児支援と考えているか、外来においてどのように実践しているか、園医、校医活動の現状などを知る目的でアンケート調査を行い以下の結果を得た。1:会員が育児支援と考える行為は45. 8-85.0%とばらついていた。2:積極的に育児支援をしていると回答した会員は少ないが、その多くが実際上育児支援活動に従事していた。3:一般診療時間外に相談外来を受けている医師は予防接種では55.0%、健診42.5%、育児、・栄養相談30.8%であった。4:外来では夜尿、いじめ、不登校、育児不安など多彩な項目について相談を受けていた。5:対応については夜尿、不登校などについてはできる限り相談に応じながら、家庭内暴力などは専門家・公的機関への相談が主体であった。