１１月１５日（火）のよみうりてれびの「ニューススクランブル（１８：１５−１９：００）」の特集で、インタビュー及び診察風景が紹介されます。ご覧になれるの近畿２府４県だそうです。特集のテーマは、乳幼児の気管支喘息で使用が控えられることになったテオフィリンに関する問題です。
気管支喘息や気管支炎の治療で長く用いられてきたテオフィリン薬剤ですが、この１１月１９日から開催される日本小児アレルギー学会で発表される「小児気管支喘息の管理・治療ガイドライン２００５」では、特に乳児喘息においてこれまでよりも使用が控えられるように記載されるそうです。
テオフィリン製薬剤は気管支の症状には大変よいお薬ですが、けいれんを起こしやすくなったり、使用量の調整が他の薬に比べると難しい特徴があります。しかし、長く使われてきたお薬でむしろ特製がよく知られていることも利点であると、中止には反対の意見もあります。
小児気管支喘息の治療薬剤の種類も増え、私も以前に比べると使用頻度は減ってきておりますが、全く無くても大丈夫とは思っておりません。病気の治療は、副作用の事を患者さんにも伝えた上で、患者さん培った信頼関係の上で行う共同作業であることを記者の方にお伝えしました。
恐らくそうした趣旨の内容で放送してくださるものと思っております。いつもよくある「怖い、危ない、どうする、どうする？」の類の報道ではないと信じております。どうか放送をぜひご覧下さい。
※ 当日の出来事により、急遽放送日が変わる事がありますので、その節にはどうかご容赦ください。大きな出来事が起こらないことを皆さん祈ってください！
記載：2005/11/13
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