新聞(7月13日読売新聞の夕刊)などに本年は髄膜炎の流行が予想されるとの記事が掲載されました。国立感染症研究所感染症情報センターでは注意と予防を呼びかけております。滋賀県医師会からも以下の内容のFAXが届いております。皆さんに注意を促すために本ページを設けました。ぜひ一読上御注意をお願いいたします。■ 無菌性髄膜炎の特徴■ 流行時期
- 主としてウィルスの感染により発症します。
- 潜伏期間は4〜6日です。
- 症状 頭痛、乳児では易刺激性、不機嫌
発熱、全身倦怠感
悪心、嘔吐がみられることが多い。腹痛、下痢を伴うこともあります。- 感染経路は、経口感染および飛沫感染等です。
- 多くの場合、入院治療が必要ですが、症状は2週間以内に軽快します。
初夏から発生が増加し始め、夏から秋にかけて流行が見られます。次のことから、今後、特に注意が必要です。■ 感染予防の方法について
- 今年は、昨年よりも早い時期から多数報告されていること
- 県内では流行がなかったエコーウィルス13型が、4月以降に発症した患者の数例から検出されていること
- すでに県内の一部に地域的な流行が見られること
- 例年、6月から9月にかけて流行すること など
■ リンク
- 手洗いやうがいを励行しましょう。
- 嘔吐した吐物は、すぐに片付けましょう。その後の手洗いを十分に行いましょう。
- トイレ等をきれいに清掃し、薬用石けんで十分に手指を洗いましょう。
- 十分な休養をとり、規則正しい生活をしましょう。
- 体調が不良の場合は、早めに医療機関に受診しましょう。
- 家庭内の感染の恐れもありますので注意しましょう。
感染症発生動向調査 (国立感染症研究所感染症情報センター)
http://idsc.nih.go.jp/kanja/idwr/idwr-j.html記載:2002/07/19
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