数学「嫌い」中学生の半数以上

朝日新聞1999年12月8日の総合面に次のような記事が掲載されていました。

 数学や理科が「嫌い」「楽しくない」という中学生が増え、理数離れに拍車がかかっていることが、文部省が7日まとめた全国調査でわかった。数学の勉強が「やさしい」という生徒は1割ちょっとで、「将来、数学や科学に関連した仕事がしたい」という生徒も2割に満たない。研究者からは「明らかに学力低下のサインであり、深刻な問題だ」という声が上がっている。

 数学と理科の学校教育に関する国際調査の一環として、今年2月、全国の中学2年生4,966人を対象に実施した。調査によると、数学が「嫌い」と答えた生徒は52%と半数を超え、1995年の前回調査よりも5ポイント増えた。理科が「嫌い」という生徒も46%(前回比2ポイント増)で半数に迫っている。

 さらに詳しくたずねたところ、「勉強が楽しくない」という生徒は、数学では前回より8ポイントも増えて62%に達した。理科も3ポイント増で50%に。「生活の中で大切だと思う」という生徒は、数学で62%、理科では39%にとどまり、ともに前回調査より9ポイントも減った。「将来、数学を使う仕事がしたい」という生徒は18%(前回比6ポイント減)、「科学を使う仕事がしたい」という生徒は19パーセント(同1ポイント減)と、少数になっている。

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