3歳児の習慣は小1まで継続

1999年9月12日(日)の朝日新聞(日曜版)に掲載されていた記事です。

 早食いをする、間食をとる、いつ寝るかなどの生活習慣なや、肥満などの体格は、三歳児の状況が小学校一年生までそのまま引き継がれる可能性の高いことが、国立国際医療センター研究所の西田美佐・栄養障害研究室長らの研究でわかった。
 東京都内で1992年度に三歳児を対照に調査し、96年にその子たちが小学校一年生になったときに再び調べ、384人からデータを得た。
 その結果、小一の時点で、肥満の子どもたちは8.1%、標準より軽い体重の子どもたちが12%三歳の時に肥満だった22人のうち12人は小一でも肥満のままなど、体格はそのまま引き継がれている傾向があった。
 小一の時点での生活習慣も、三歳時のものを継続している子どもが多かった。生活習慣と体格の関係では、早食いや、食事を本人だけで食べる習慣が、肥満と結びついていることも確かめられた。
 「健康的な生活習慣を身につけるには、低年齢時から取り組んだほうがいい」と西田さんは話している。


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