「身の回りに物置かない」 厚生省が注意を呼びかけ子どもが家庭内で起こす誤飲事件のうち、半数がたばこをのみ込んでいることが28日、厚生省の調べでわかった。午後6時から10時までの家族だんらんの時間帯に、約4割の誤飲事故が起こっていた。厚生省は「乳幼児は身の回りのものを分別なく口に入れてしまうので、手の届く範囲には極力物を置かないようにしてほしい」と注意を呼びかけている。
調査は、皮膚科8病院、小児科8病院の協力を得て、家庭用品にかかわる健康被害病院モニター報告としてまとめた。
1997年度の報告件数は1401件。うち、子どもの誤飲事故は871件あった。内訳はたばこが402件と最も多く、薬や殺虫剤などの医薬品・医薬部外品(112件)、おもちゃ(54件)、金属製品(42件)、電池(34件)、化粧品(31件)と続く。 年齢的にはハイハイやつかまり立ちをする6ヶ月から11ヶ月の乳児の事故が301件で75%を占め、12ヶ月から17ヶ月までを合わせると94%を占めた。
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