滋賀県内の子どものいる家庭におけるインターネットの健康・医療情報の利用実態について

○西藤成雄(西藤こどもクリニック)

■名称 第1回近畿外来小児科学研究会
    一般演題
■日時 2001年4月15日(日)
■場所 神戸ファッション美術館(兵庫県)


抄録

 今日のインターネット(INET)の普及はめざましく、家庭においても様々な情報が簡単に入手できるようになった。医学の情報も例外ではなく、外来を訪れる患者やその家族でもINETを利用し健康維持や疾病対策に利用している患者や家族は多いと想像される。
 健康・医療情報を利用した経験のある世帯の割合を、滋賀県内の同一の医療機関の外来において平成9年と平成12年に経年的に調査を行った。
 調査対象におけるINETの世帯普及率は7.1%から24.6%へ増加していた。その中でも子どもの健康や疾病のためにINETを利用した世帯の割合は、2.5%から11.6%へ増加している。
 今後家庭でINETの医学情報を利用する機会はますます増える事が予想される。主治医以外からも医学情報を学ぶ患者が増える事により、外来の診療の在り方に大きな変化も予想される。そして何よりもまずINET上での適切な医学情報の配布とその利用が望まれる。

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