鍛錬・理学療法

5. 気管支喘息に対する鍛錬療法に関する検討

○ 宮島環1)、矢代直子1)、大越美都子1)、町田美奈子1)、島田和江1)
足立玲2)、舘野規子2)、椿俊和2)、永山洋子2)、鳥羽剛2)
1)千葉県こども病院看護部 看護婦、2)同 アレルギー科 医師

 当院は、喘息重積発作による入院が多く、薬物療法や環境調整についての指導は行うが、鍛錬療法については十分指導を行わずに退院に至る事がほとんどであった。実際に入院治療中、発作がおさまっても運動を制限するケースが多かった。そんな折り、施設入院療法を体験する機会があり、子供たちが意欲的に鍛錬療法に取り組む姿を見て、当院でも患児や家族が鍛錬療法について理解し、入院期間中に鍛錬に親しみ、それを家庭でも継続してもらうことで治療に積極的に取り組めないかと考えた。そこで、鍛錬療法を基に、個々の患児にあったメニューを病棟で作成し、実際に使用してもらった。今回これらの患児について、自宅での鍛錬の継続に関するアンケート調査を実施し、急性期医療を行う施設における鍛錬療法の指導方法について検討したので報告する。


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[第19回日本小児難治喘息・アレルギー疾患学会]
大阪府立羽曳野病院アレルギー小児科